« ダイオキシン無毒説 | トップページ | 小娘にやられてきた・・・ »

2007/12/04

千島学説

赤血球ってどこで造られているか知ってますか?

そう、骨髄にある造血幹細胞によって造られます。

んで、千島学説って知ってます?

最近、マクロビなんかの影響か、一部で流行り出しているエセ科学。

まぁ、まだホメオパシー程の勢力はないものの、そこそこ信者を集めつつあるようです。

その千島学説の8大原理というのが↓


第1原理:赤血球分化説 (1932年) 赤血球は凡ての体細胞の母体である

第2原理:組織の可逆的分化説 (1954年) 飢餓・断食時には体細胞から赤血球へ逆戻りする

第3原理:バクテリア・ウイルスの自然発生説 (1954年) バクテリア・ウイルスは一定条件下で自然発生する

第4原理:細胞新生説 (1950年) 細胞は分裂増殖しない。6つの形態で新生する

第5原理:腸造血説 (1954年) 骨髄造血説は誤り。造血器官は小腸の絨毛である

第6原理:遺伝学の盲点 (1932年) 生殖細胞は赤血球から。遺伝は環境を重視

第7原理:進化論の盲点 (1956年) 弱肉強食思想は行き過ぎ。進化の基盤は共存共栄である

第8原理:生命弁証法 (1959年) 生命現象を正しく観察するための科学方法論


第1原理
→赤血球は無核でDNAを持たない。体細胞のDNAはどっからくるんじゃい!
第2原理
→赤血球が増えたところで、基礎代謝量を補えるってもんじゃなかろうに。
第3原理
→パスツールの実験小学校で習っただろう!
第4原理
→いまさら何を言い出すのやら。この動画も捏造だと思っちゃうのだろうか?
第5原理
→骨髄移植はどうなるの?小腸切除だって可能なんだぞ!
第6原理
→だから赤血球は無核だっつうの、減数分裂の映像みたことないのか?
第7、8原理
→これはよくわからん。


もう、嘘だらけ!
1930年代ですから、観察技術も今日とは比べるまでもないでしょう。
故千島喜久男博士はおそらく真面目に取り組んで、このような学説を発表なさったのだと思います。ですから、博士をどうこう言うつもりはない。
しかし、70年もたった現在において世界中の医療関係者や科学者が追認できていない学説を素人がわざわざ引っ張り出して、ヘンテコな主張をしている奴は大問題だ。

この学説とガン治療への不信が結びついてややこしいコトになっている。

医療に関わるエセ科学は悪質極まりない。しかもそれらの情報の発信者の多くが、「圧倒的な無知と独り善がりな善意」に基づいたものだから一層たちが悪い。

身の回りやWEB上に無秩序に溢れるこうした情報を一笑に付すには、受け手側にも一定のリテラシーが求められる。
笑顔で語る耳に優しい言葉に惑わされるなかれ。

ともかく、無責任かつ無根拠な情報を流布しとる奴は、本当に腹立たしい。

ヤバすぎ。

|

« ダイオキシン無毒説 | トップページ | 小娘にやられてきた・・・ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48185/17244582

この記事へのトラックバック一覧です: 千島学説:

« ダイオキシン無毒説 | トップページ | 小娘にやられてきた・・・ »