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2009/02/16

猟師という仕事

『ぼくは猟師になった』を読了。

 ハンターではなく猟師。鉄砲を用いず、罠によって、猪や鹿を捕らえる猟師だ。著者は京都の山奥に住んでいるのだが、俺より若いらしい。

 海の『漁師』の生活は、テレビや文章により、ある程度想像できるだろう。
しかし現代の『猟師』の生活を描いたものって殆ど存在していないんじゃないかな。俺もこの本を読むまで、皆目見当がつかなかった。

 この本は、食育や思想についての自身の考え方をチラリと差し込むものの、それも押しつけがましくないように配慮された語り口で、好印象だった。

 この種の本は得てして、自己正当化の臭いや、差別問題への批判提唱が鼻につく。だが、著者は当たり前の行為を、当たり前のものとして、淡々と綴る事で、反って説得力を増しているように思われる。
当事者の筆によるものは、やはり、ジャーナリストなんかが見聞きして文字をおこすのとは決定的にパワーが違う。

 罠に掛かった獲物の頭をぶったたいて屠り、解体。

 そして喰う。

 倫理や道徳なんて難しい事じゃない。

この本には、人が肉を喰らうという事を、実体を伴う生活の中で体得してゆく著者の姿が存在するだけだ。

 それ故、食育の本というよりアウトドア本やサバイバルマニュアルのように、「へぇ〜」とか、「ほぅ〜」とか言いながら読んませるように書かれてる。

最近、サバイバル生活番組や、動物と暮らそう、みたいな番組が多いけど、魚介や山菜ばかりじゃなく、鳥や鹿や海獣では駄目なのか?

 『猪とったど〜!』

 『アザラシ捌くぞ〜!』

 『鹿革なめすぞ~!』  
By 濱口 優

魚をヤスで突くと同様に、獣の心臓にナイフを立てる。魚を三枚におろすように、背骨をノコで挽く。ハラワタをかきだし、革をなめす。

 テレビ的に耐えられない絵だからとか言わないで、どうだろう?

 ダメ?(笑)

たぶん、大部分の人は直観的に「ダメ」とか「やり過ぎ」とかと感じると思います。

そして、大切なのは「何故自分はダメだと感じるのか?」って事を考えること。

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コメント

猟師になるのって、履歴書要ります?

投稿: 大門 | 2009/02/17 15:01

精神状態がマトモかどうかの証明がいるらしいぞ。
お前は無理だ!(笑)

投稿: 771○ | 2009/02/17 16:18

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