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2009/08/02

オーガニック食品のメタアナリシス

「オーガニックフードと普通の食品、栄養に大差なし」 英研究

オーガニック食品に関するメタアナリシスが出ました。

Nutritional quality of organic foods: a systematic review1,2,3,4

ABSTRACT

Background: Despite growing consumer demand for organically produced foods, information based on a systematic review of their nutritional quality is lacking.

Objective: We sought to quantitatively assess the differences in reported nutrient content between organically and conventionally produced foodstuffs.

Design: We systematically searched PubMed, Web of Science, and CAB Abstracts for a period of 50 y from 1 January 1958 to 29 February 2008, contacted subject experts, and hand-searched bibliographies. We included peer-reviewed articles with English abstracts in the analysis if they reported nutrient content comparisons between organic and conventional foodstuffs. Two reviewers extracted study characteristics, quality, and data. The analyses were restricted to the most commonly reported nutrients.

Results: From a total of 52,471 articles, we identified 162 studies (137 crops and 25 livestock products); 55 were of satisfactory quality. In an analysis that included only satisfactory quality studies, conventionally produced crops had a significantly higher content of nitrogen, and organically produced crops had a significantly higher content of phosphorus and higher titratable acidity. No evidence of a difference was detected for the remaining 8 of 11 crop nutrient categories analyzed. Analysis of the more limited database on livestock products found no evidence of a difference in nutrient content between organically and conventionally produced livestock products.

Conclusions: On the basis of a systematic review of studies of satisfactory quality, there is no evidence of a difference in nutrient quality between organically and conventionally produced foodstuffs. The small differences in nutrient content detected are biologically plausible and mostly relate to differences in production methods.

何を言っているかというと、

オーガニック、オーガニックと、ネコも杓子も騒ぎ立てているけれども、どうもそれらのレビューは不確かなものばかりじゃね~か。この際、しっかり検証してみよう!

まず、この50年間になされた研究を5万2471件を集めたぜ。
んで、137の作物と25の畜産物の162件をよく調べてみた。

そしたら、キチンと設計されてた研究は、約三分の一、たった55件だけでさ。
これらの55の生産物の中で、普通に作った作物には窒素が十分に含まれていた。有機栽培の方には、リンと、高い滴定酸度だったよ。
穀物の11の種類の栄養素のうち、8種類については、言われているような栄養素の違いの証拠は無かった。畜産製品に至っては、オーガニックと普通のものの生産物には、全く違いがなかったぜ。

つうことで、要するにさ、オーガニック、オーガニックと騒ぎ立ててるけれども、こうしてキチンと調べてみれば、有機栽培とか畜産とかの生産物と、普通のモノの栄養品質に差はないんだよね。
極わずかな栄養分の差だって、生物学的な違いに由来するモノと、育成状況の違いに起因するものなんだ。

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オーガニックはアホな金持ちの道楽だと、どっかの掲示板で書いてあった。
過剰な農薬散布等の規制はもちろん大切だが、だからといって無根拠に浮かれてオーガニックだ有機だと騒ぎ立てる風潮には踊らされたくないものだ。

無農薬栽培によって、植物自身が自己防衛の為に、自ら毒性の物質をつくるという研究はどこにいったかなぁ。

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>無農薬栽培によって、植物自身が自己防衛の為に、自ら毒性の物質をつくるという研究

「エームス・ショック」で検索したら出てきました。
内容はコチラ(↓)のサイトが詳しい。
http://www7.plala.or.jp/organicrose/ames.htm

エームス教授については↓。
http://www.bruceames.org/

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

オーガニック食品の崇拝者の聖地、ナチュラルハウスで見た野菜・・・・・

お世辞にもおいしそうとは思えんかった。

流通の段階で2日か3日は経っていて、確かに無農薬かもしんないけど、新鮮さは損なわれてて・・・・という事は、ビタミンなんかの栄養価だけじゃなく、とうもろこしなんかの旨味の糖なんかも失われてて味も落ちているはず!

今回の日本滞在でお世話になった市ヶ尾の友人が、農家から畑を借りてて野菜を作っていて、毎日ご馳走になったんだけど、朝取れはやっぱり素晴らしいんだよね~。美味しいの!でも、毎日畑を見れるわけじゃないから、農家の人が少しだけ農薬も撒いている。

でも、オーガニック&無農薬崇拝者は「やっぱり農薬使ってるのはいやだな・・・・」などと言うらしく、で、彼らがどこで野菜を手に入れているのかって言うと、ナチュラルハウス(笑)

だからって言って「無農薬なら栄養価や味は関係ないんだ!」というわけでもないらしく、「育ち盛りの子供の為に、栄養価の高いオーガニック!」とかって言ってるらしい・・・無知の成せる発言だよ。

たぶん回転のいい八百屋さんの野菜の方が、栄養価は高いはず!(笑)

>無農薬栽培によって、植物自身が自己防衛の為に、自ら毒性の物質をつくるという記事はどこにいったかなぁ。

毒性を作るのかどうかは分かんないけど、無農薬で作った野菜は、味が濃くなると言われているよね?
あたしの解釈だけど、それって野菜本来の味が普通に出てる状態だと思うんだよね。だからサラダなんかにすると葉っぱそれぞれのキャラクターが出る。葉っぱを煮た時に出る灰汁なんかは、苦味の成分でもあるし。

野菜って、取れたてがすぐに消費者の口に入るような状態じゃないと、せっかくのオーガニックでも全く意味無し!だって、第一味が落ちるもん!栄養価も当日と3日後では全然違うし・・・・・・しかも、それが安く買えないようだったら金持ちの道楽といわれても仕方がないのかも・・・・・

BYRONの野菜事情、最高かも!朝取れオーガニック野菜がメチャクチャ安い!ナチュラルハウス崇拝者が聞いたらジェラっちゃうな、きっと(笑)

投稿: YUKI | 2009/08/02 18:26

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