« 食道楽の作曲家の意志を継ぎ | トップページ | シンポジウム「ヒトと動物の関係をめぐる死生学」 »

2010/07/10

ホメオパシーの実害例 - Vitamin K シロップ

「ビタミンK与えず乳児死亡」母親が助産師提訴

 生後2か月の女児が死亡したのは、出生後の投与が常識になっているビタミンKを与えなかったためビタミンK欠乏性出血症になったことが原因として、母親(33)が山口市の助産師(43)を相手取り、損害賠償請求訴訟を山口地裁に起こしていることがわかった。

 助産師は、ビタミンKの代わりに「自然治癒力を促す」という錠剤を与えていた。錠剤は、助産師が所属する自然療法普及の団体が推奨するものだった。

(2010年7月9日 読売新聞)

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100709-OYS1T00214.htm

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ホメオパシーや、レメディという言葉は出ていませんが、ココの件だということです。

 ハインリッヒの法則に従うと、ニュースに取り上げられることがない事例や、被害にあっているという自覚さえない悲惨な事例は、もっと沢山あるのでしょう。

 「自然なお産」「オーガニックな育児」「予防接種反対」みたいなキーワードの周囲には、ほぼ必ずホメオパシーの影が忍び寄ってくるのでご注意を。妊婦コミュニティーの価値判断に対して、きちんとチェックを入れるのが、出産ににおける旦那の重要な役割かもしれません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■参考
助産院は安全? K2シロップ
Skeptic's Wiki ホメオパシー

|

« 食道楽の作曲家の意志を継ぎ | トップページ | シンポジウム「ヒトと動物の関係をめぐる死生学」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

はっきりと「ホメオパシー」と報道して欲しいところですよね。
代替療法のリスクというものは、もっと世の中に知られなければ、また悲劇を生みますから。

今回の場合、二重に悲惨なのは、親に知らせず、勝手に代替療法をやってしまったこともありますね。
(助産師は善意だったのでしょうが)

投稿: フィロ | 2010/07/10 16:24

マスコミのが、ホメオパシーの名前を出さない理由なんですかねぇ。
1、本事件においては、ホメオパシーが争点ではない。
2、ホメジャは、事件において当事者ではない。
3、ホメオパシやレメディという、言葉自体が一般的ではない。
4、上層部からの圧力(←陰謀論w)

 被害者の方は気の毒ですが、この事件で少しでもエセ医療についての注意喚起ができるといいですね。

投稿: 771 | 2010/07/11 12:52

<<<助産院は危険です>>>

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/09/images/s0905-7f1.gif

50年前、分娩場所が助産所や自宅から、病院や産婦人科医院(診療所)に代わり、母体死亡率が激減してます。

半世紀前に戻るのか????

投稿: beauty | 2010/08/11 19:14

>beautyさん
こうして統計処理すると、明らかな相関がありますよね。
よく、「子供3才までは預かり物」(簡単に死ぬという意味)といいますが、預かり方もここ十数年で相当変わってきているのに、「自然なお産」とかいう、耳にやさしい題目で、ビジネスを広げてゆくやり口が気に入りません。
自然=良い という二項対立で単純化しがちな考え方に陥りらないよう、注意したいものです。

投稿: 771 | 2010/08/13 23:42

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48185/48841801

この記事へのトラックバック一覧です: ホメオパシーの実害例 - Vitamin K シロップ:

« 食道楽の作曲家の意志を継ぎ | トップページ | シンポジウム「ヒトと動物の関係をめぐる死生学」 »