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2010/08/05

なう

 世にツイッターなるものが流行るらしいと聞きつけては、ケツを振ってついて行く、いつもの軽薄さ加減を発揮しているな。と、多くの人に思われているに違いない。
 
しかし、小生は2年以上も昔にTwitterのアカウントを用意し、この無責任で利己的な140文字の肥溜め歌合戦、一億総ジャイアンリサイタルが華々しく開催されるを、いまや遅しと待っていたのである。

 2年前のTwitterは、国内の参加者なんて極限られたユーザ達のみ。所謂、アーリアダプターなどと呼ばれる、私のような鼻持ちならないユーザーが中心で、迂闊にWEB上に「本音のつぶやき」を放てる状況では決してなかった。

 それがどうだ。いまや所謂キャズムの峠はとっくに超え、右も左もつぶやきの垂れ流し。

 「新宿なう」
 「デートなう」
 「買い物なう」
 「ゲロなう」
 「ラーメンなう」
 「遅刻なう」
 「会食なう」
 「仕事なう」
 

 これだけ無価値で、無意味の文字が止めどなく流れ続け、空には鯨が舞う日々。もう安心だ。このスピードなら心置きなく、リアルで言い難い本音を言える!と思ったのも束の間。やはり、なかなかネットに本音は流しづらいのは、昭和生まれの悲しさっつうもんだ。


 「男は黙ってサッポロビール」
  (こんな残酷なコピーを考えたライターは誰だ。)

 「男には自分の世界がある。例えるな空を駆ける一筋の流れ星」
  (誰だこの鬱陶しい作詞家は。)

 平成生まれのギャルらしきアカウントからほとばしり出る、朗らかで曇りのない、つぶやきの数々を眺めるにつれ、私の中には、その輝きの影として、ジクジクとしたストレスが積堆し、地層のよう厚くなってゆくのは、いかんともし難い。

 こんな私に、本音のつぶやき、いや、心の叫びの発露による、カタルシスが訪れる日は来るのであろうか?

  つうことで、今こそ、ひねくれ昭和世代の魂の叫びを喰わしてくれるわ!








  

「死ね」





それではおやすみなさい。いい夢を!

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